ハイチ共和国はどんな国?
ハイチは東にあるドミニカ共和国とイスパニョーラ島を分け合うカリブ海の国です。
2010 年の地震から復旧途上にありますが、19 世紀初頭にさかのぼるハイチの代表的な建物の多くは無傷のまま残っています。
有名な建物には、山頂にある巨大な要塞シタデル ラフェリエールや、
その近くにある国王アンリ 1 世の居城であったバロック様式のサンスーシ城跡などがあります。
基本情報
面積:27,750㎢(北海道の約1/3)
人口:1013.5万人(2012年)
首都:ポルトープランス
言語:フランス語、クレオール語
宗教:キリスト教、ブードゥー教等
主要産業:米、コーヒー豆、砂糖
GNI:70億5,000万ドル.一人当たりGNI700ドル(2011年 世銀)
歴史
1804年・フランスから独立
1915年~1934年・米国による軍事占領
1957年・デュバリエ政権誕生
1991年・アリスティッド政権、
クーデターでアリスティッド大統領国外脱出
1994年・多国籍軍の展開、アリスティッド大統領帰国
1995年・多国籍軍が国連ハイチ・ミッション(UNMIH)に移行
1996年・プレヴァル大統領就任
2001年・アリスティッド大統領就任(2期目)
2004年・アレクサンドル暫定大統領就任、
国連ハイチ安定化ミッション
2006年・プレヴァル大統領就任(2期目)
2010年1月12日・ハイチ大地震
2011年・マーテリー大統領就任
2021年7月7日・ジョヴネル・モイーズ大統領暗殺
2022年1月1日・アンリ首相襲撃
不安定な情勢
治安が悪化し、ギャングによる暴力の激化に伴い2023年1月から8月中期までに約25,000人が殺害された。 首都ポルトープランスではギャングの支配地域が拡大し、1~3月に殺害や負傷、誘拐の被害者数が合計で直前の3カ月間に比べて28%増加した。同期間に846人に上った殺人被害者に関し、トゥルク国連人権高等弁務官は狙撃犯が通りの人々を無差別に銃撃したほか、「公共交通機関で人々が生きたまま焼かれる」などの報告があったと指摘した。